箱の基礎

梱包用段ボールについて考えました

上のイラストは、ごく一般的な「梱包用段ボール」です。
底面をまずガムテープで3箇所貼り、モノを入れて、天面3箇所ガムテープで貼ります。
本来ならこれでOK!  「梱包用段ボール」の完成です。

ただしこれは、「一定の大きさ以上」の場合です。
それよりも小さなサイズになると、ある問題が生じます。

 

その問題とは………↓

小さいダンボール箱

嗚呼!なんということでしょう!!ガムテープによって、社名が見えない!  品番が消える!
なんて云う事態が起こりうるのです。

ガムテープの幅

 

テープの幅は5cm。箱が小さいと、こんなことが起こります。これではせっかくダンボール印刷したのに台無しです。
そんな時は、テープを透明にすればいいのですが、テープのお値段が変わってきます。
6カ所貼ると意外にテープの長さが必要になり、トータルのコストにも影響することになります。あら大変。

透明テープなら

 

そんな訳で、梱包用段ボールを設計する場合は、あらかじめクラフトテープの幅をよけたデザインにする必要があります。

理想の梱包用段ボール

 

例:巾300㎜×奥行き250㎜×高さ100㎜の箱に50㎜のクラフトテープを貼るならこんな感じ

展開図

 

まとめ

これからの物流事情を考えると梱包用段ボールはよりコンパクトになっていくのではないかと考えます。
外装ケースの大きさを一生懸命計算している時に、ガムテープの幅の事を思い出せなかった自分の未熟さをかみしめたのです。
これは ブログに載せさせて頂こうと思いました。

ありがとうございました!