ダンボールの構造と緩衝性について
今回はダンボールの構造についてお話します!
意外と触れてこなかったダンボールの仕組みですが
豆知識として周りの人にもお話してみてくださいね!
ダンボール素材の特徴
皆さんがネットでお買い物をした時、必ずと言って良いほど
商品はダンボールの箱で届きますよね。
そうです、ダンボールの主な役割は梱包なのです。
緩衝性(ショックを吸収する力)が高く、加工が簡単なのでいろいろな梱包で使われています。
また、紙なので表面に印刷をすることが出来るため、
視覚的に訴求性や美粧性、識別性を高くすることも出来ます。
一方で湿気には弱いので、保管環境によっては箱の強度が劣化する場合もあります。
特殊加工として表面に撥水加工も出来ますので、そんな場合はお気軽にお問い合わせください♪
ダンボールの緩衝性が高い理由とは?
それでは、なぜダンボールは緩衝性が高いのでしょうか?
その秘密は段ボールの構造にあります!
ダンボールの断面をよ~く見てみると
なみなみの紙(中芯)が2枚の紙でサンドイッチされています!
一見1枚に見えるダンボールですが、
表ライナー・中芯・裏ライナー
と呼ばれる三層の原紙が組み合わさって出来ているのです。
3枚の紙でクッションの役割を果たしているんですね。
ちなみに、段ボール原紙(=ライナー)も種類が沢山ありますが、
過去の記事に詳しく紹介されているのでぜひそちらの記事をご覧ください♪
段ボールのトラス構造
ちなみに、このダンボールのなみなみの構造は
専門用語で言うと「トラス構造」と呼ばれています。
トラス構造とは、簡単に言うと三角形が組みあわさって出来た構造で
力が加わっても曲がりや変形に強い形になっています。
この構造は建築物などにも多く使われていて
実はスカイツリーや東京タワーもトラス構造で出来ているんです!
ダンボールはこのトラス構造のおかげで
クッション性・緩衝性・断熱性・耐久性など
色々な面でとても優れた素材になっています!
最後に
いかがでしたでしょうか。
こう見えてダンボールって意外と高機能ではありませんか?
私はこの業界に入ってから、ダンボールに無限大の可能性を感じています!
また気まぐれでいろいろな豆知識を更新していきますね♪