公開日:2024.11.06/最終更新日:2024.11.06 箱の基礎

ダンボールの印刷方法：デジタル印刷の特徴と製作事例をご紹介

近年、ダンボールの量産において、デジタル印刷がますます注目されています。

従来のオフセット印刷やフレキソ印刷、箔押しと比較して、
デジタル印刷にはどのような特徴があり、
どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか？

本記事では、ダンボールのデジタル印刷について、
特徴、メリット・デメリットについて解説していきます。

デジタル印刷とは

デジタル印刷とは、データを直接印刷機に入力し、
印刷版を作成することなく印刷を行う方式です。
※厳密には電子版を使用します。

事務所や家庭にあるプリンターをイメージしてみると分かりやすいと思います。

従来の印刷方式と比較して、初期費用を抑えることができ、
短納期、小ロット、デザインの自由度が高い点が特徴です。

それでは、次にデジタル印刷の特徴について見ていきましょう。

デジタル印刷は印刷版の作成が不要なため、
従来の印刷方式（フレキソ印刷や箔押し）に比べて初期費用が抑えられます。

また、小ロットからでも製造可能で、在庫リスクを軽減できます。

まずは小ロットから始めたい事業者様や季節やイベントごとに印刷デザインを変えたい方、
テストマーケティングで市場の反応を見たい方におすすめです！

データの修正だけでデザイン変更が可能で、多様なデザインに対応できます。

デジタル印刷は、オフセット印刷と違い
一般的な茶色・白色段ボール、表面がコート紙になっている段ボール(ワンコート)にデジタル印刷をすることが可能です。

発色はワンコートの方が良いです。

印刷表現の緻密さにおいて、オフセット印刷には劣りますが、
写真を入れたり、フルカラー印刷が可能です。

それでは次にデジタル印刷の注意点を見ていきましょう。

弊社へご依頼頂く際は、
注意点やリスクを事前にお伝えしますのでご安心ください。

3,000枚以下の場合、オフセット印刷と比較してデジタル印刷の方が安くなりますが、
それ以上の場合は、ほとんどの場合オフセット印刷よりもコストが高くなります。

印刷表現の緻密さにおいて、オフセット印刷には劣りますが、
写真を入れたり、フルカラー印刷が可能です。

また、べた塗り部分が多いデザインだと
下記写真のようにスジが入りますので、ご注意ください。

特に濃色部分で目立ちやすくなります。

デジタル印刷の特徴をみてきましたが、
他の印刷方法との違いを表にまとめましたのでご覧ください。

弊社へご依頼いただいた段ボールのオフセット印刷の製作事例をご紹介いたします。

小ロットで安価にフルカラー印刷ができるデジタル印刷にて製造、グラフィックデザインの綺麗な色味を再現できた仕上がりとなりました。発色が良いワンコート220ｇの原紙を採用しました。

デジタル印刷は、短納期・小ロット生産、デザイン変更の容易さ、
フルカラー印刷、バリアブル印刷への対応など、
従来の印刷方式にはない多くのメリットがあります。

印刷方式を選択する際には、
納期、ロット数、デザイン、コストなどを総合的に判断し、
最適な方式を選択することが重要です。

もし、弊社でお手伝いできることがありましたら、コチラよりお問い合わせくださいませ。

最後までお読みいただきありがとうございました。