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設計勉強会②「ギフトケース用仕切り」

こんにちは!

タマパック公式キャラクターのたま侍です。

勉強会

8月のブログでも紹介させてもらいましたが

グループ会社も含めた設計部がある4拠点東京、甲府、大阪、久留米

若手設計スタッフ5名で設計技術の向上を目的とした勉強会を毎月開いています。

勉強会の中で四半期に一度共通のお題を決めて

各自が設計を行い成果を発表する取り組みを行っています。

前回は「350ml缶×1本用のケース」でしたが

今回取り組んだお題は、

「サイズの異なる水羊羹とゼリーが入るギフトケース用の仕切り」です。

過去に実際の業務として設計した内容を条件そのままにお題とさせてもらいました。

条件は以下の通りです。

条件

水羊羹とゼリーが2個セットで並んで入り、組み合わせは不確定
(全て水羊羹、全てゼリーの可能性もある。2個水羊羹・6個ゼリーなど組み合わせは多様)

4個入、8個入、16個入ケースに対応できる共通の仕切りはパーツにする
(同形状の仕切りを入り数に合わせて足していく)

水羊羹は蓋面が天、ゼリーは蓋面が底で傾斜させて入れる。

外箱の形状は自由(とりあえずサンプルは8個入を作成)

仕切りと外箱の材質は板紙

 

各拠点から全部5案、それぞれ違ったデザインになりました。

写真と作者のコメントを添えて順番に紹介していきます!

※水羊羹とゼリーは現物が手に入らなかった為、段ボールで同サイズのモックを作成しました。

【エントリーNo.1】


横から見たときに"ヘヘ"となるように
シートを折って斜面を作るのが一般的だと思いますが、
製品を左右に分ける仕切りから拡張して斜面を作る構造に挑戦しました。
蓋をすることで製品位置を固定する想定です。

 

 

【エントリーNo.2】


落丁などはつけず裏面が見えることのない形状を考えました。
ゼリー(小)は底面の溝3カ所にもぐることで固定され、
羊羹(大)は両サイドの山折りに容器のフタが乗っかり、
最後に箱をフタすることで動かないようにしています。

 

 

【エントリーNo.3】

 


今回の設計では、ホールド感を重視しました。
上下左右に動かないようになってます。
(実物がなかったので検証は出来てませんが多分動かないと思います。。。)
ただ少し組む時に面倒な形状ではあります。
あとギザギザの仕切は固定しにくいので手前の紙を折り返し、ストッパーを作ってみました。

 

 

【エントリーNo.4】


ゼリーと羊羹を傾斜をつけて箱に入れる際、
面で受けるのではなく逆折れの階段構造によって辺で受けるようになっています。
また形状のことなるゼリーと羊羹を斜めにして入れた時に高さが揃うようにしています。
なるべくパーツの刃渡りを小さく、落丁をなくして組み立てを簡単にできるように考えました。

 

 

【エントリーNo.5】


お菓子メーカーの方がセット作業をすると想定し、
組工数や組み方があまりにも難しいものは避けました。
偶数で同じ容器の物が入るという事で“最小の2個を1セットとし
最低限の組工数で綺麗に仕上がる”を重視しました。
ゲスがなんの変哲もない形状になってしまったので、
変わった形状の箱に挑戦しました。
ゲスを2個使った4ケを1段とし、8ケ入れの時は2段・12ケ入れの時は
3段と上に積み重ねる事で特別感を出しました。
実際の納品時は、ゲスのみ平納品で、お客様で内容物を
セットする際に適したゲスと一緒にセットして頂ければ、
セットが楽で美しく仕上がりお客様の組立時間を大幅にカットできます。

 

以上です!

どれか気になる案はありましたか?

また共通課題発表の機会があった際は紹介させてもらいます。

それではまた!

たま侍でした〜(=^x^=)

最後まで読んでくれてありがとうございます!

 

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